2018年の深夜アニメの傑作と、本当に見て良かったベスト作品をまとめた
これも年末に書いて公開しとけや、という感じですけど、生牡蠣が〜(以下略)。略した部分はこちらの記事で。
しかし遅くなってしまったとはいえ、これをまとめることは、超一流のビジネスマンを目指すために不可欠な「7つの習慣」の一つなのだ。つまり、まとめずして2019年を過ごすことはできない。
はい、というわけで、個人的な2018年の傑作アニメ・その中でも最高だったベストアニメについて、まとめていきます。
目次
はじめに、前提条件など
去年も、まあまあ深夜アニメを見た。いつものペースで毎期、まずは10〜15本ぐらいまで1〜3話を見る。その後、いわゆる「一話切り・二話切り」「惰性で見なくなる」などを経て、最終的に5〜6本ぐらいを完走する。
なので2018年も凡そ、50〜60本ぐらいの作品をチェックし、最終話まで見切るのは20〜25本ぐらいのペース。これは一般的な超一流のビジネスマンにしては、そこそこ、見まくっているわけでもなければ見ていないわけでもない程度のペースだろう。
基本的には深夜帯に放送されているものを見る。超一流のビジネスマンは日中は忙しい。
あと、映画は含まない。見る時は見るし、見ない時は見る。
原作の有り無しは関係ない。原作を見ていようが見ていまいが、原作どうこう言わない。基本的には原作とアニメ版は、ほとんど別の作品という認識で見てる。
傑作とか最高の基準に関しては、個人ブログなので個人の偏見が99%。
こんなとこかな。では、まず傑作から。
2018年の傑作アニメ(ベストアニメは除く)
全部で7本、選びました。最高傑作だと思ったやつは後述するので省いてます。
並び順はランキングではないです。
傑作.1「ラーメン大好き小泉さん」(冬 / Studio五組)
基本的には、好きなもの(=ラーメン)を徹底的に追い求める主人公を描いている。
しかし頻繁に第三者の視点が混じったり、ネタのバリエーションが豊富だったり、うるさいウンチク等も少なく、非常に完成度の高い作品だと思う。そして、誰でも見やすい。
己の信じる道を突き進む系の主人公は、それだけで魅力的に見えるものだ。ただし小泉さんは、そういった一般的な魅力よりも、一段上の魅力を発揮している。
それは、この作品が、彼女をミステリアスな存在として扱っているからでしょうね。
まあ見ると、とにかくラーメンが食べたくなる。そして小泉さんが魅力的だ。それだけと言ったら、それだけなんだけど。
傑作.2「ゆるキャン△」(冬 / C-Station)
そこそこのヒットでしたね。なんか当たるべくして当たってるというか、悔しいけど見ちゃう感じがあった。(何が悔しいのか。)
ちょっと似ている「ヤマノススメ」っていう作品もあるんだけど、「ゆるキャン△」の方が、頭を空っぽにして見れる。「キャンプしよー!」「たのしー!」みたいなノリだし。
そんなわけで癒し系のレベルが高く、日常系のアニメに近いものを感じる。こういった作品は、日中の激務に疲れた超一流のビジネスマンに必要不可欠なのだ。
もちろん実在する富士五湖の付近のキャンプ場を描いた背景や、細かいキャンプ用品のディテールなんかも、超一流のビジネスマンの心をくすぐってくる。私はキャンプには全く興味がないし、ぶっちゃけ「ゆるキャン△」を見てもキャンプに行きたいとは全く思わなかったのだけど、そういうことじゃないんですよ。
命の洗濯ってやつです。
傑作.3「ダーリン・イン・ザ・フランキス」(冬 / TRIGGER + A-1 Pictures)
これは入れるかどうか迷ったんだけど、後半の展開が予想よりも面白かったので、結果的に見て良かったなと思った。特に最終話〜近りは色んな意味で笑えた。
基本的に「うおおお!!!」「ドカーン!!!」だけで地球を救ってしまうTRIGGER 作品は、ストーリー的な面白みが良くも悪くも普通すぎる。その王道なストーリーの中身の細部の作り込み如何で、見れるか見れないかが別れてしまうと感じる。
しかし本作品は、そのストーリーが割と面白かったと思う。前半の折返しぐらいまでは普通かなと思って見ていたけど、後半になるに連れてキャラクターの人間臭さが増していき、共感できるようなポイントも多かった。
宣伝用のクリエイティブやOP・ED もカッコ良くて完成度が高い。総合的な評価で次点の作品を上回ったと思う。
傑作.4「ハッピーシュガーライフ」(夏 / Ezo'la)
これ見ましたか。見てないなら絶対、見た方が良いですよ。最終話までノンストップ、ハマればイッキ見も間違いなしの傑作だと思います。
何と言っても怖い。血が飛び散るとか、幽霊が出るとか、そういう怖さじゃない。そういう怖さじゃないから、余計に怖いのだ。面白くて次々と見てしまうというより、その得体の知れなさから開放されたいから、早く最後まで見たいというタイプの作品だ。
もう少し詳しくこの記事に書いているので、これ以上は割愛する。
Ezo'la という制作会社は聞いたことが無いんだけど、そもそも原作があるものを、これは、凄く上手く作ったんじゃないだろうか。
傑作.5「BANANA FISH」(夏 / MAPPA)
これは唯一、後述の最高傑作の作品と、どちらにするか少しだけ迷ったやつ。
それだけ全ての作り込みが絶妙で、テンポが良く、飽きさせず、早く次の週の話が見たいと思わせるだけの力があった。
ハードボイルドという括りでいうと例えば「ブラックラグーン」とかが、テーマは違えど少しだけ近い気がする。しかし「ブラックラグーン」が基本的に2〜3話の単位でストーリーを区切っていくのに対し、「BANANA FISH」は1〜24話までが一つの大きな流れに沿って進んでいき、様々な登場人物が最終話を目指して並走していく。
この気持ちよさ、24話に渡って飽きさせない展開の連続は、なかなか他の作品で見れるようなものではないと思う。
まだ記憶に新しい最終話も、凄く良かった。視聴者の期待を大きくは裏切らず、小さく裏切っていくスタイルが凝縮された素晴らしいラストだった。
ここに並べた7本のうちから一つだけ選ぶなら「BANANA FISH」だ。
傑作.6「バキ」(夏 / トムス・エンタテインメント)
原作は別物で、どうこう言わないと行った手前ですが、すみません、これは言いたい。
原作の漫画の最凶死刑囚編が、刃牙シリーズの中で最も好きなんですよ。なので、何度も読んでるわけです。というか、読み飽きてる。
それでも全部、見てしまった。それだけ今回のアニメ版は、良かったと思う。
何がって、とにかく声優陣と、その配役が。中でも特に、銀河万丈のドリアン!銀河万丈が…ドリアンだと…?と最初は思うんだけど、もう一気にドリアンのファンになってしまった。小山力也の烈海王も良かったな…。山崎たくみの鎬昂昇には少し笑ってしまったけど、それもハマっていたと思う。
勿論それ以外の内容も、単純なトーナメントではなくて、死刑囚達を軸にしたストーリーがあるので面白いんだと思う。OP でシャドーボクシングする立体的な刃牙もカッコ良い。
ちなみに漫画の方で世間に衝撃を与えたセックス描写は当然、カットされてます。お察し下さい。
傑作.7「ゾンビランドサガ」(秋 / MAPPA)
本作品については記事を書いているので、あまり詳しいことは書きませんが。
ギャグの完成度が高い。地域振興にかける情熱の高さを感じる。そして私も、アイドルになりたいと思った。
衝撃の展開だし、笑えるし泣けるし、ちゃんと佐賀県のPR にも…たぶん…なってる。
それにしても、なんか、佐賀県、すごいですね。
そもそも2016年の「ユーリ!!! on ICE」が佐賀県の地域振興に繋がっていると聞いたことがある。そこに畳み掛けるように「ゾンビランドサガ」だ。これも既に、聖地巡礼が盛んに行われている。
例えば大洗町みたいになりたいんだろうか。いや、もうなってるのか。
その他、傑作に入れなかった作品など
傑作の候補から割と削ったので、供養のために一応、書いておく。
まず「シュタインズ・ゲート ゼロ」は少し迷ったけど外した。ちょっと助走が長過ぎて離脱する人も多かった。あとは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」…去年の京アニ枠ならトップなんだけどな。
他にも「若おかみは小学生!」「はねバド!」とかも、迷った感じのやつ。
確実に次点としたのは「ポプテピピック」「少女☆歌劇 レビュースタァライト」「色づく世界の明日から」「からかい上手の高木さん」「SSSS.GRIDMAN」「恋は雨上がりのように」「やがて君になる」etc...とか。
2018年のベストアニメ(最高傑作)
はいー、やっと、最高傑作、ベスト・オブ・2018年の深夜アニメです。
ここまで書くの長くて疲れた…。
オリジナルTVアニメ『宇宙よりも遠い場所』PV第2弾|2018.01.02 ON AIR
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!
もう!このさくひんの!じゅうにわをおもいだすだけで!
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!
と、泣けて、仕方がない。
少なくとも「泣けるアニメ」という括りなら、「宇宙よりも遠い場所」は絶対に三本の指に数える作品となった。確実に200〜300本は、深夜アニメの作品を最終話まで見た上で、そう確信している。
そもそも本作品は、青春というテーマが極まって濃縮された果汁100% のストーリーとなっている。そのため1話〜もう既にクライマックス感があり、各話ごとに盛り上がりまくりながら最終話へと向かっていくが、その感動がラスト直前で頂点に達するのだ。
これには確実に泣けるように、ちゃんと設定されたストーリー展開がある。よく見ていれば、大体どのようにして泣かせてくるかも、事前に凡そは想像できてしまう。
それでも、だ。そんな想像は関係ない。必ずや涙の洪水に、視聴者は溺れるであろう。
泣く、泣く、と五月蝿い感じなのですが、他にも色々と推しポイントはある。
特に、いわゆる作画と呼ばれる背景・人物の安定感と躍動感に加え、キラキラした青春の雰囲気を象徴するようなピントの合わせ方(たまに背景が凄いボケる)や光の入れ方などが映画レベルに気合が入っていて凄かった。
あとは南極に行く船の内部の構造や、昭和基地の中の様子が描かれていて、それらのギミックが超一流のビジネスマンの心を…なんかこれ手前にも同じようなこと書いてるな。
はい、ただ泣けるだけではなく、総合的に、間違いなく2018年のベストでした。
以上、2018年の深夜アニメのまとめでした。
もっと軽くまとめるつもりだったのに、気がついたら4,000字を超えたか…思ったより書いた。
あ、ちなみに超一流のビジネスマン云々に意味は無いし目指してないです。